「私、敏感肌なので」
そう言う方に、施術の現場でよく出会います。少し刺激があるものは使えない、季節の変わり目に必ず肌荒れする、新しい化粧品を試すとすぐ赤くなる。そういった悩みを持つ方がとても多いです。
でも正直にお伝えします。施術をしていて、本当の意味での敏感肌にほとんど出会ったことがありません。
ではその方たちの肌は何なのか。ほとんどの場合、バリア機能が壊れた状態です。これは体質ではなく、ケアによって作られたものです。
バリア機能とは何か
肌の一番外側には、角質層という薄い層があります。この角質層が肌のバリア機能を担っています。
これが「敏感肌」の正体です。
敏感肌を作る3つの原因
オーバーケアによるバリア機能の破壊
洗いすぎで皮脂を取りすぎる、刺激の強い成分を毎日使う、肌をこすりすぎる。これらが積み重なると角質層が傷つき、バリア機能が低下していきます。
丁寧にケアしているつもりが、実は肌を傷めていた合わない成分で炎症を繰り返す
自分の肌に合わない成分を使い続けると、肌は小さな炎症を繰り返します。その炎症が積み重なることでバリア機能が少しずつ壊れていき、やがてちょっとした刺激にも反応するようになります。
「この化粧品を使い始めてから調子が悪い」は肌のサイン攻めすぎるケアで肌が限界を迎える
レチノール、ビタミンC、AHAなど、効果が高い成分は肌への刺激も強いものが多いです。バリア機能が整っていない状態でこれらを使うと、肌は刺激に耐えられなくなります。
土台が整っていない状態で攻めると、肌は壊れていくじゃあどうすればいいのか
まず優先すべきは、バリア機能を回復させることです。やることはシンプルです。
余計なものを引く——洗いすぎをやめ、刺激の強い成分を一旦休める
シンプルな保湿に戻す——必要最低限のケアだけを続ける
バリアが回復したら、そこから少しずつ必要なケアを足していく
POINT
これだけで肌が落ち着いてくる方がほとんどです。順番が大切です。
敏感肌は、諦めなくていい
敏感肌は体質だから仕方がない、と思っている方に伝えたいことがあります。バリア機能は回復します。
正しいケアを続けることで、以前は使えなかった成分が使えるようになった、季節の変わり目に肌荒れしなくなった、という方を何人も見てきました。
体質だと諦めるのではなく、今の肌の状態を作った原因を見直すこと。そこから始めてみてください。正しいケアを続けた先に、必ず変化があります。
敏感肌のほとんどは体質ではなく、オーバーケア・合わない成分・攻めすぎるケアによってバリア機能が壊れた状態です。
まずバリア機能を回復させることを優先して、シンプルなケアに戻すことが改善への第一歩です。