「え、顔に針?怖くないの?」
美容鍼と聞いて、最初にそう思う方がほとんどです。それは正直な反応だと思います。
でも実際に施術を受けた方からよく言われるのが、
「思ったより全然痛くなかった」
「終わったあと、顔が軽くなった感じがした」
では、なぜ針を刺すだけで肌が変わるのか。
今日はそのメカニズムを、できるだけわかりやすくお伝えします。
美容鍼とは何か
美容鍼とは、髪の毛ほどの細さの鍼を顔に刺す施術です。注射とは全く違い、薬液を入れるわけではありません。東洋医学をベースにしていますが、現代では科学的なメカニズムからも効果が説明できるようになってきました。
エステや化粧品と違うのは、皮膚の内側から直接働きかけるという点です。どんなに良い化粧品を塗っても届かない深さに、直接アプローチできるのが最大の特徴です。
なぜ肌が綺麗になるのか?2つのメカニズム
身体の「自己修復力」を使う
鍼を刺すと、皮膚はごく小さな傷がついた状態になります。すると身体は「修復しなければ」と反応して、コラーゲンとエラスチンを作り始めます。
コラーゲンは肌のハリや弾力を作るたんぱく質。エラスチンは肌の柔軟性を保つ繊維。この2つが増えることで、肌がふっくらしてシワやたるみが改善されていきます。
これを創傷治癒反応といいます。傷を治そうとする力を、美肌のために使うのが美容鍼の考え方です。
血流を上げて、肌に栄養を届ける
鍼を刺した周辺では、毛細血管が広がって血流が一気に上がります。血流が上がるということは、肌に酸素と栄養素がしっかり届くということ。
すると肌の代謝が活性化されて、古い細胞が新しい細胞に入れ替わるサイクルが整ってきます。くすみの原因のひとつは血行不良です。施術直後から顔色が明るくなったと感じる方が多いのは、この血流改善の効果が大きいです。
具体的にどんな変化が起きるの?
美容鍼で改善が期待できる主な変化はこちらです。
何回くらいで変化を感じられる?
当院では、週1回を10回続けて来ていただくことを最初にお伝えしています。これは「お試し」ではなく、ちゃんと効果を実感してもらうための期間として設定しています。
POINT
10回続けて変化を感じなかった方は、今まで一人もいません。
なぜ10回なのか。肌のコラーゲンが産生されて定着するには、一定の刺激を繰り返す必要があります。1回の施術で種を蒔いて、次の施術でその成長を後押しする。この積み重ねが、表面だけでなく肌の土台から変わることにつながります。
10回を終えた後は、その方の肌の状態、実感、生活習慣を踏まえて一緒に頻度を決めていきます。肌が整ってきたら間隔を空ける方もいますし、状態をキープしながら続ける方もいます。
美容鍼は継続することが前提の施術です。それだけの価値がある、と自信を持ってお伝えしています。
美容鍼だけでは、肌は変わらない
最後に、大切なことを正直にお伝えします。美容鍼は強力なアプローチです。でも、施術さえ受ければ肌が変わる、とは思っていません。
このブログでは、美容鍼のことだけでなくスキンケアの正しい知識、生活習慣の整え方も一緒にお伝えしていきます。正しいことを正しく続けた人が、変わらなかったケースを私は見たことがありません。
美容鍼が肌を綺麗にする理由は、「針で傷をつけることで身体の自己修復力を引き出す」「血流を改善して肌の代謝を上げる」という2つのメカニズムによるものです。
外から栄養を与える化粧品とは根本的にアプローチが違う、内側から変える施術です。